映画「パフューム」 小説「香水」

カテゴリーに悩みつつも映画にしてみました。
香水―ある人殺しの物語 香水―ある人殺しの物語
パトリック ジュースキント (2003/06)
文藝春秋

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原作の小説が面白いのなんの。
で、2日で読みきったことに自分で驚きました。

映画化を知ったことで読んだのですが、読むと今度は映画を確かめたくなりレディースデイに行って参りました。
・・・・原作を知らない人にとって、あのラストはどうざんしょ?笑

原作で一番「面白い!」と感じたのはラストなんですよね。
な・の・に・・映画は・・無難すぎやしませんかね・・
完成した香水で集団陶酔をひきおこす名場面を無難にクリアしたのに
ラストがそのシーンより印象が薄いとはっ!
ラストに時間と智恵を絞ることを忘れたのかもしれないな〜

映画が駄作とは思いませんが、原作が面白すぎるのです。
小説の文章による想像力が勝る為、映画の出来にケチをつけたくなるのかもしれない。
自分の想像力のほうが勝る、と原作を読まれた人は思うかも。

主人公のグルヌイユを演じた人やダスティ・ホフマンなどの俳優は良かったです。
グルヌイユをもっと完璧に演じれるのは若かりしテレンス・スタンプだと思うのは贔屓目でしょうか?そういう想像をすることが楽しいです。
問題は演出なのかな〜
などなど
鑑賞後、悶々してしまい色んな想像をしてしまった。

ラストを監督するのがキューブリックだったら・・・
群集陶酔に陥るシーンを監督するのがフェリーニだったら・・
少女殺人を行うシーンを監督するのがヒッチコックだったら・・
官能的なシーンを監督するのがベルトルッチだったら・・

そんな完璧な映画はあるわけないやろ!(セルフ突っ込み)

というわけで、どういうわけや、という突っ込みはなしで、強烈な残香に苦しんだ映画でした。

TAG : 映画 香水

あの夏いちばん静かな海


帰宅時に珍しくバスに乗った。
深夜近かったので、ひっそりとした車内は寂しげで、夜に走るバスの車内は外から観ても風情を感じるものがある。
これを風情と思うのは昔からである。
夜のバスの風景が好きなのは私だけだと思っていたが
武さんのこの映画のワンシーン バスの車内が映ったとき、とっても
嬉しい気分だった。
あの寂しげな感じが伝わる映像だった。

この映画を面白いなと思うところは、無駄な音がない
台詞が少ない、海が淀んでいたり綺麗だったり自然を淡々と受け止めているところ。
不思議な映画です。

無駄な音がないけれど、主人公が購入した商品の袋の音や
ささいな生活の音はしっかりと流している
そういう音が妙に心地良かったりする。
時々流れる久石譲の音楽と別の次元で癒されてしまう。

ふと削除されがちな、重要視されないような細部が大切に描かれていて
映画の中で異色の出来だと思います。

TAG : 映画 バス

美女と野獣

美女と野獣 美女と野獣
ジャン・マレー (2002/09/25)
アイ・ヴィー・シー

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ジャン・マレー♪
初めて見たときに不思議な空気感が漂っていて、ジャン・コクトーの世界観がとてもわかりやすかった。
全体がデコラティブで演技も過剰。演劇的。舞台でしているみたい。
でも、モノクロ映画が豊な色彩を感じるほど、キラキラしていて贅沢な映画でした。

お伽話をフィルムに閉じ込めた感のある映画。
アニメは未見なので借りて観ましょうかね・・
別の世界観であることに間違いはありません。

「べるぅぅぅ」と悶える野獣さん・・涙
ジャン・コクトーの小説は正直????でいっぱいになるのですが
映像にしてくれると、とってもわかりやすい人なんだ〜

小説の映画化でもう1本 演劇的な要素があり面白かったのが
恐るべき子供たち
恐るべき子供たち 恐るべき子供たち
ニコール・ステファーヌ (2001/07/27)
ビデオメーカー

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残酷な話ながら、大人になりきれない子供たちの儚い世界が映像化されていて、コクトーらしさが出ています。
監督ではないのですが、細部にわたり小説に近い感じもあり。

萩尾望都さんの漫画を持っているのですが、漫画もなかなかの再現ができていました。
ピーターパンシンドロームというのでしょうか?
大人になりきれない子供像って見ていて辛いもんです。

伝統ある入浴剤??

暖冬とはいえ寒さもあとわずかですね。

冬の時に一番お世話になったのが入浴剤
でも最初は入浴剤としてではなく、飲み薬だったんです(笑)
一目ぼれの薬デシタ
薬局でパッケージに魅かれて思わず購入。
いわばダラニスケや
セイロガン並みの伝統薬だったそうで・・・

ネットで調べるたびに面白い物語がでてきました。

「中将湯」という薬

婦人系の漢方薬となっているのですが、お風呂に入れてみると身体が温もる♪

家族は最初「くさいんじゃあ・・」としり込みしていたのに
体感した後、リピーターになりました。
どうやら入浴剤として高評価されました(^^;)
中将湯は昔ブームだったそうですね。バスクリンの先輩。
薬湯で冬を越すとは思いもしなかった嬉しい発見でした♪

TAG : 入浴剤 漢方

岩盤浴して・・

ただいまマイブームのお手軽デトックスは、岩盤浴+足裏マッサージの
併せ技です。
でもね〜、1時間もいると体調が悪くなるときがあり、
体質的にサウナのような高湿度は耐えられないのかもしれないなと
反省し・・短時間の岩盤浴で身体を定期的に温めるようにしています。

岩盤浴の効能はあちこちで書かれていますが、サラサラ汗が気持ちいいですよね。
汗が自然の保湿成分だということが肌の調子の良さで納得します。

足裏マッサージのおねえさん曰く
岩盤浴で結構を良くしてからマッサージをすると相乗効果があるそうな。

なるほど〜

デトックスとは何ぞや↓

デトックスWEB

TAG : 健康 デトックス

オイディプス王

オイディプス王 オイディプス王
ソポクレス (1967/01)
岩波書店

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別にブログに紹介しようと、つい昨日までは思わなかったのですが
昨日 関西で紅白を超えちゃった視聴率のドラマ「華麗なる一族」を偶然観てしまい、悲劇とは何ぞや・・・で思い出したわけです。
華麗・・の原作を読んでいませんし、ドラマもダイジェストと最終回しか観ていないので、熱く語ることはできないのですが、
父子の物語は古代から延々と語られる題材なのねと感心した次第。

アンハッピーな終わり方は悲劇として当然ですが、
悲劇が訴えるメッセージ 深い意味を楽しむことが大事ですね。

あえて「楽しむ」と書いてしまいます。
カタルシスがあるんですよね、悲劇って。
それをオイディプス王で教わりました。

エディプスコンプレックスのお話は深いです。
子は勇気を持って闘わないといけないのですが・・・・
鉄平は闘う羽をもぎ取られた感じだったのかな・・

鯉や猪や
暗示させる存在を登場させていたことも面白いです。
悲劇で登場する預言者ではないですが
なにか最初から暗示や悲劇の種が仕組まれているところが
面白いな。

題材が昭和の高度成長時期だけに
活気があって、未来があって、夢があって、楽しそうですが
父子物語はいつの時代も変わらずあるものですね。
そして今風でいえばアダルトチルドレンと悪しき連鎖ですね。

山崎豊子さんの物語は硬質で本当に鉄そのものです。

大地の子のファンだったから
原作が読みたくなりました・・・ 大介が主役だから悲劇と思うし・・

すべての女は美しい

すべての女は美しい―天才アラーキーの「いいオンナ」論 すべての女は美しい―天才アラーキーの「いいオンナ」論
荒木 経惟 (2001/06)
大和書房

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よく巷で使い古されつつある「モテ」「イイ」という形容詞付の♂♀論がありますが、アラーキーのこの本は女性讃歌の本です。
読んでいて気持ちがいいです。

そして、さすが写真家
人間への洞察力、審美眼を備えていらっしゃいます
ドキっとする「イイ女」論がとても本能的で説得性があります。
それは化粧だとか整形では隠しようがない本質なのかもしれないな。

美人オーラは七歳までにつくられる  ------引用

この一文は納得でした。
友達で美人の子は幼い頃から光があったしね〜
本で語られる天女性という言葉が気に入っています。
男性が望む女性像を追っかける必要はないよ・・・と
安心させてくれるような語り口調が素敵です。

つまりはアラーキーが素敵な男性ということだな。
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花様年華  イノセント  

映画を内容で観るのではなく、
インテリアだとかファッションだとか物語から一歩はなれて
映画の空気感のようなものを楽しむのも一つ。

そういう気持ちで、ただひたすらウットリとしたいときに選ぶ映画
花様年華 花様年華
トニー・レオン (2001/12/21)
松竹

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マギーが女ざかりで美しい姿を素敵なチャイナ服で魅せてくれます。
トニーさんのファッションは言うまでもないです。

話はぼんやりしたものですが、
壁紙だとか手すりだとかインテリアを観るのが楽しい1本

こだわって凄い値打ちのものを着てんだろ〜な〜と思うのが
ヴィスコンティの映画
イノセント イノセント
ガブリエレ・ダヌンツィオ (1998/05/20)
ポニーキャニオン

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白と黒のシンプルな配色のドレス
だけど刺繍や手の込んでいる仕上げがわかる
細部まで手を抜かない
細部だからこそこだわる監督

デザインが古くなく上品に着飾っています。

日本映画は思い浮かばないな・・・
わたしが知らんだけかな。

子供の映画

クリクリのいた夏【字幕版】 クリクリのいた夏【字幕版】
ジャック・ヴィユレ (2001/02/23)
日活

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フランスの子供が主体となっている映画になぜか弱い。
あの舌足らずのフランス語が可愛くて、映画の大きなアクセントになっているかのように思う。
クリクリは子供主人公の名前だけど、ほとんどは大人の話。
でも、クリクリの存在感はピカ一だ。
可憐なフランスの子供・・

大人の世界は不幸が多い、だけど純粋に生きる子供達
ポネット ポネット
ビクトワール・ティビゾル (2005/08/26)
角川エンタテインメント

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子供の目から見る「死」ということ。
お伽話のように感じる子供。

フランス映画って、この手の題材が多く思うのですが・・
子供のもつ聖なる部分を上手く取り入れています。

またファッションが可愛いのなんの。
さすが、おフランスといったとこでしょうか。
禁じられた遊び(ニュープリント版) 禁じられた遊び(ニュープリント版)
ブリジット・フォッセー (2001/01/25)
アイ・ヴィー・シー

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周りで起こった不幸
これから身におこる不幸

そういうことを知ってか知らずか、ただただお墓遊びに興ずるところが
泣けてしまいます。
反戦映画の最もたる映画です。

TAG : 映画

たそがれは逢魔の時間

たそがれは逢魔の時間―大島弓子短編集 2 たそがれは逢魔の時間―大島弓子短編集 2
大島 弓子 (1989/01)
小学館

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大島さんの作品に触れ始めの時に読んだ印象的な作品。
今で言えば援助する交際をしているんだろうけれど、
思春期の絶望と中年期の黄昏に揺らぐ時期を巧みに描いていると思う。

一番、救いようがない少女が中年男性の献身で冷静になれたのは
唯一の光なのかもしれない。

愛情飢餓というものを描けば右に出るものはいない作家です。
暗い題材なのに、綿菓子に包まれているかのような絵や世界観。

少女にも大人にも 誰しもがくる逢魔の時間

気をつけねば・・いろいろと(爆)

ニュージーランドに行きたひ・・

今、公開中の「世界最速のインディアン」を観てきた。面白かった。
レクター博士が飛び跳ねて踊っていた(爆)
幸福で包まれた映画でした。なんだかヒネリも裏読みもいらない直球すぎる映画
残念だな〜と思ったのは、スピードに人生を捧げている主人公が、そのスピードの魅力をふんだんに映像化されていなかったような・・・。
爆音の迫力や、スピードを出して走るシーンをもう少し多目に入れてほしかったです。
名言のオンパレードでしたが、言葉に頼り過ぎている感もあり。
とはいえ、元気がもらえる1本です。

一番、映像で惹かれたのはニュージーランドの海岸で走るシーンでしょうか。
あの海岸の風景。雄大さ、アメリカの自然とまた違いますね。
ニュージーランドは「ラストサムライ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地で有名。
なんだか惹かれる自然の風景です。行きてぇ〜〜。

ニュージーランドの映画で頭に思い浮かぶのは「ピアノ・レッスン」
ピアノ・レッスン ピアノ・レッスン
ホリー・ハンター (2005/07/23)
紀伊國屋書店

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この海の風景ですよ〜。
映画も素晴らしかった。自然の湿度も感じられるような映像でした。
ついでに映画音楽も好きだぁ。
ピアノ・レッスン ピアノ・レッスン
マイケル・ナイマン (1993/12/08)
東芝EMI

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フェスティバルホールのコンサートが忘れられません。
あの延々と続く旋律が映画とよくあっていました。


話は戻りますが、アンソニー・ホプキンス演じる主人公がニュージーランド人であることを誇らしげにするシーンが多くて、ニュージーランドの大地が育んだ”インディアン”ということかな。
どういう環境に生きていても恥じることなく、年齢を重ねても挑戦する勇気は大切なんすね。

TAG : 映画

マタイ受難曲

J.S.バッハ マタイ受難曲 BWV244 J.S.バッハ マタイ受難曲 BWV244
リヒター(カール)、シュライアー(ペーター) 他 (2006/06/21)
ユニバーサルクラシック

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2月にフェスティバルホールでドレスデン合唱団の「マタイ受難曲」を聴いた。
もともとハイライトのCDを持っていて、長年聴いてきた馴染みある曲。ただし合唱は少年の歌声ではなかったため、今回のコンサートはとても楽しみなのでした。

感想は・・・
凄い!に尽きます。
そして、今後もマタイ受難曲は追っかけて生を聴くべきだと確信しました。
クリスチャンではないので、宗教観の違いで感動が薄れるのではと思っていたけれど、劇場の左右に置かれた字幕に助けられ、3時間の大作を堪能し終わった時、バッハのイエスへの強い想いに感動してしまった。

イエスの死までの劇で、延々と無駄のない美しい音楽がイエスの血の流れのように感じてしまった。

9歳から19歳までの青少年の歌声は、それはそれは天使でもあり悪魔でもあった。
「十字架にかけろ」という歌声は悪魔そのものでした(笑)
美しくて残酷で、人間とは思えない声の領域はド迫力でした。

バッハの宗教音楽というカテゴリーの枠を超えた名作。
人間が人間に強い畏敬と謝罪する気持ちが伝わったり、生々しさを体感しましたね。

疲れていなかったのに、α波が出ていたようで眠ってしまったこと数回。
自分でもびっくりでした。
音楽の心地良さに久しぶりに触れた休日でした♪

TAG : 音楽